SEOリライトで成果を出すコツは、手順を整えるだけでなく自社の一次情報を足し、読者の検討度合いに応じた導線とCTAを設計することです。「手順通りにリライトしているのに成果が出ない」「対象記事を選んで書き直してもCVに繋がらない」という段階で立ち止まっている方は多いはずです。この記事では、機械的なリライトが成果に繋がらない理由から、自社の一次情報の足し方、検討度合いに応じた導線の作り方までを解説します。

この記事でわかること

  • リライトで成果を出す一番のコツは、自社の一次情報を足して導線とCTAを設計すること
  • 機械的なリライトで成果が出ない理由(一般論のまま・CTAが文脈なし・導線が検討度合いに合わない)
  • 自社の一次情報を足す2つの方法と、検討度合いに応じた導線の作り方
  • 自社のリライトのどこから手を付ければCVに繋がるかを判断できる

SEOリライトで成果を出すコツは自社の一次情報を足すこと

SEOリライトで成果を出すコツは、手順を整えるだけでなく自社の一次情報を足すことです。 検索順位を上げるための型通りの作業を繰り返しても、記事の中身がどこにでもある一般論のままでは、読んだ人の心は動きません。私たちのもとには「リライトしても売り上げに繋がらない」という相談が数多く寄せられます。

通常、既存の記事はAIを使って作ったようなありきたりな内容にとどまり、自社の紹介や意見が抜け落ちています。読者の検討度合いに関わらず同じCTAを置くだけでは、成果に結びつく記事には育ちません。自社にしか語れない一次情報を加えたうえで、読者ごとに合う導線を設計してはじめて、リライトはCVにつながります。

観点 手順だけのリライト 一次情報を足すリライト
内容 AIが書いたような一般論のまま インタビューで得た自社の意見・経験を反映
CTA 文脈なく機械的に設置 検討度合いに応じた文脈で設置
導線 検討度合いを問わず一律 潜在層/情報収集層/検討が進んだ層でわけて設計
機械的なリライトと自社の一次情報を足したリライトの違いを比較した図解

機械的なリライトで成果が出ない3つの理由

機械的にリライトしても成果が出ないのは、内容が一般論のまま止まり、CTAが文脈なく置かれ、読者の検討度合いに導線が合っていないからです。具体的には、次の3つの理由が重なって起きています。

AIが書いたような一般論のままで終わっているから

成果が出ない一番の理由は、記事の中身がAIで書いたような一般論のままで終わっていることです。 検索する読者も検索エンジンも、その会社にしかいえない意見や経験を求めています。Googleの検索品質評価ガイドラインでも、実体験に基づく情報かを示す「経験(Experience)」が評価の軸に加えられました※1

私たちが相談を受ける記事の多くも、AIを使ったありきたりな内容にとどまり、自社の紹介や意見が足りていません。情報を並べるだけでなく、自社ならではの視点を加えることが欠かせません。

CTAを文脈なく置いているだけだから

CTAを設置するだけで成果が出ないのは、文脈のない配置がただの広告に見えてしまうからです。広告は読者にとって邪魔なものとして扱われやすく、脈絡なく置かれたバナーやリンクはクリックされません。適切なタイミングで文脈に沿ったCTAを添えるだけで、クリックは自然に発生します。

読者の検討度合いに合わない導線になっているから

読者の検討度合いに導線が合っていないと、どれだけ情報を整えても成果には結びつきません。CTAは置けば効果が出るものではなく、切り口ごとに読者に刺さるかを見極める必要があります。刺さらない情報収集段階の記事に無理にCTAをつなげても、離脱を招くだけです。

リライトに自社の一次情報を足す2つの方法

記事に自社の一次情報を足すには、社内の意見を言語化する工程と、状況に応じて自社へ自然につなげる書き方の2つが欠かせません。具体的には、次の2つの視点から記事を組み立てます。

インタビューを通じて自社の意見を言語化する

自社の意見を言語化する一番確実な方法は、担当者へのインタビューを挟むことです。

既存の記事を書き直す前に、実際にその分野を担当している人に話を聞き、教科書には載っていない判断軸や現場の実感を引き出します。この工程を挟むだけで、記事の中身は一般論から自社ならではの意見に変わります。

状況に応じて自社へ自然に繋がる文章にする

インタビューで引き出した意見は、「こういう状況なら自社に相談を」と自然に繋がる文脈で本文に組み込みます。そのうえで大切なのが、その記事がそもそもCVを生める記事かを見極めることです。

情報収集の段階にある読者ばかりが読む記事に無理につなげても、成果にはつながりません。

リライトで検討度合いに応じた導線を作る3つの視点

検討度合いに応じた導線を作るには、潜在層・情報収集層・比較・検討層のそれぞれに合う出口を用意する視点が必要です。次の3つの視点にわけて設計します。

潜在層には資料ダウンロードで理解を深めてもらう

まだ検討段階に入っていない潜在層には、資料ダウンロードを通じてさらに理解を深めてもらう導線が向いています。記事を読んだだけでは疑問が解消しきらない読者に、まとまった情報を渡すことで、次の検討段階へ進んでもらいやすくなります。

深く知りたい層には内部リンクで次の記事へつなぐ

すでにテーマを深く知りたいと考えている層には、内部リンクで関連する次の記事へつなぐ導線が有効です。1つの記事で完結させようとせず、関連するページへ自然に読み進めてもらう構造を整えることで、理解を深めながらサイトの中に留まってもらえます。

今すぐCVか後日思い出してもらうかを設計する

導線の設計では、今すぐCVにつなげるのか、後日思い出してもらうのかをわけて考える必要があります。 想定する流れは大きく2つあり、1つは次のページでさらに知識を深めてもらいCVへ導く流れ、もう1つは記事を覚えてもらい、後日思い出したタイミングでCVにつなげる流れです。

総務省の調査では、2024年度に生成AIサービスを利用した経験がある人は26.7%にのぼるとされています※2。AIによる要約を経由して記事にたどり着く読者も増えているということです。

離脱後に再検索されそうな場所にも記事を出しておき、AI経由で訪れた読者にも導線を用意しておくことが欠かせません。

検討度合いに応じた3つの導線を示したファネル図

SEOリライトで成果に繋がった実例

施策 結果
情報収集ページに下層ページへの内部リンクを整備 滞在率が2〜3倍に
CTAがなかったページに文脈に合わせて設置 毎月1〜3件ほどのCVが発生

自社の一次情報を足したリライトでは、行動データとCV数の両方に変化が出た例があります。実際に手を加えた2つの記事を紹介します。

内部リンクを整えて滞在率が2〜3倍になった例

情報収集を目的に読まれていたページで下層ページへの内部リンクを整えたところ、滞在率が2〜3倍になりました。関連するテーマへ自然に読み進められる導線を用意したことで、サイト内に留まる時間が伸びたケースです。

CTAを設置して毎月1〜3件のCVが生まれた例

それまでCTAがなかったページに文脈に合わせて設置したところ、毎月1〜3件ほどのCVが発生するようになりました。読者の検討度合いに合わせて置き場所と文言を選んだことで、広告のように浮くことなく自然にクリックにつながっています。

自社の一次情報を足したリライトで成果につながった2つの実例

SEOリライトの成果はCVだけに表れない

SEOリライトの成果は、CV数だけでなく自社を知ってもらうことそのものにも表れます。 闇雲に機械的に書き直すのではなく、読者の立場に立って情報を伝えたうえで、自社なら何ができるかを明確に伝えることが大切です。

必ずしもセールスに直結しなくても、記事を通じて自社を知ってもらえたのであれば、それもリライトの成果の1つです。

自社のSEOリライトを一次情報から見直しませんか

ここまで読んで、「自社の記事も一次情報を足せば変わりそうだ」と感じた方もいるかもしれません。ただ、実際にどこにインタビューを挟み、どのような導線を設計すれば良いのかは、記事ごとに状況が異なります。

私たちMOCO Worksは、お客様の本当の意見を引き出すインタビューをもとに、検討度合いに応じた導線とCTAまで含めてリライトをお手伝いしています。まずは現状の記事について、気軽にご相談ください。

参考・出典情報